ほん‐どう【本堂】
寺院で、伽藍(がらん)の中心をなす、本尊を安置する建物。禅宗の仏殿、浄土宗の御影堂、真宗の阿弥陀堂など。古くは金堂(こんどう)といった。
ほん‐どう【本道】
1 中心となる大きな道路。本街道。「—が不通になる」→間道 2 物事の正当な道筋。正道。本筋。「民主政治の—からはずれる」 3 漢方で、内科のこと。「—、外科一代の名医数十人」〈太平記・二五〉
ほん‐どうし【本動詞】
1 国文法で、補助動詞に対して、本来の意味で独立的に用いられた動詞。例えば、「読んでみる」の「みる」(補助動詞)に対し、「星を見る」の「見る」の類。 2 英文法などで、助動詞に対して、一般の動詞。
ほん‐どこ【本床】
本式の床の間形式。床柱に面取りした角材を用い、床柱と床框(とこがまち)は共木で作り、床框は漆塗りとし床内部は畳敷きで、違い棚と付(つけ)書院とを設ける。
ほんど‐し【本渡市】
⇒本渡
ほんど‐じ【本土寺】
千葉県松戸市にある日蓮宗の本山。山号は、長谷山。建治3年(1277)日蓮の信奉者曽谷教信が開いた法華堂に始まる。開山は日朗。江戸時代には不受不施派の拠点となった。
ほん‐なおし【本直し】
味醂(みりん)に焼酎などを加えた甘い酒。柳蔭(やなぎかげ)。直し味醂。直し。
ほん‐なだい【本名題】
歌舞伎・浄瑠璃などの正式な題名。通称・俗称に対していう。
ほん‐なわ【本縄】
罪人に縄をかけるとき、正式な方法で縛ること。また、その縄の掛け方。「もうこの上は了簡なしと、—に縛りあげ」〈浄・丹波与作〉
ほん‐に【本に】
[副] 1 疑いなくある事態であるさま。本当に。まことに。なるほど。「—よう似ている」「—困ったことだ」 2 ばくちで、持ち金を一度に全部かけるさま。ぽんと。「六拾目を—はり、一番にとられ」〈咄...