あん【杏】
⇒きょう
あん‐ず【杏子/杏】
《「あんず(杏子)」は唐音》バラ科の落葉小高木。春、葉より先に梅に似た花が咲く。花は淡紅色、一重または八重。実は橙黄色で、生食し、干しあんずやジャムなどにもする。種子は漢方で杏仁(きょうにん)と...
あんず‐いろ【杏子色/杏色】
アンズの果皮のような色。柔らかい橙色。
あんず‐うめ【杏梅】
1 アンズの別名。 2 梅の一品種。アンズに似る。果実は酸味が少ない。
あんず‐たけ【杏茸】
アンズタケ科のキノコ。夏から秋に、針葉樹林に群生。鮮やかな橙黄(とうおう)色。傘は直径3〜8センチで、アンズに似た香りがある。微量の毒成分を含むが、広く食用とされる。ジロール。
あんずっこ【杏っ子】
室生犀星による長編の私小説。昭和31年(1956)から昭和32年(1957)にかけて「東京新聞」に連載。成瀬巳喜男により映画化されている。
きょう【杏】
[人名用漢字] [音]キョウ(キャウ)(慣) アン(唐) [訓]あんず 果樹の名。アンズ。「杏仁(きょうにん・あんにん)・杏林/巴旦杏(はたんきょう)」 [難読]杏子(あんず)・銀杏(いちょう)...
きょう‐だん【杏壇】
《「荘子」漁父から》学問を教える所。学問所。孔子が学問を講じた壇のまわりに杏(あんず)の木があったところからいう。
あん‐にん【杏仁】
⇒きょうにん(杏仁)
きょう‐にん【杏仁】
アンズの種子。漢方で鎮咳(ちんがい)・去痰(きょたん)薬にする。あんにん。