てんしょう‐けんおうしせつ【天正遣欧使節】
天正10年(1582)九州のキリシタン大名がローマ教皇謁見のために派遣した少年使節。大村純忠・大友宗麟・有馬晴信の三大名が宣教師バリニャーノの勧めにより伊東マンショ・千々石(ちぢわ)ミゲル・原マ...
てん‐じ【天時】
四季・寒暖・昼夜などのように、自然にめぐってきて人事にかかわりをもつ時。天の与える時機。「凡そ世界に—の転換あり、人事の転換あり」〈西村茂樹・明六雑誌四三〉
てん‐そく【塡塞】
[名](スル)満たしてふさぐこと。また、満ちふさがること。「心胸—し一言をも道(い)うこと能わず」〈中村訳・西国立志編〉
てんちゅう‐ぐみ【天誅組/天忠組】
江戸末期、吉村寅太郎・松本奎堂(けいどう)らが結成した尊王倒幕の急進派。文久3年(1863)元侍従中山忠光を擁して大和五條で挙兵したが、朝廷の政変により政情は一変し、追討の諸藩兵に敗れて壊滅。
てんとう‐ぼし【天道干し】
1 日光にさらしてほすこと。 2 路上にござなどを敷き、商品を並べて商う店。大道店。ほしみせ。「夜店や—から買い廻りて」〈饗庭篁村・権妻の果〉
てんとく【天徳】
平安中期、村上天皇の時の年号。957年10月27日〜961年2月16日。
てんとくよねんだいりうたあわせ【天徳四年内裏歌合】
天徳4年(960)3月30日、村上天皇が清涼殿で催した歌合わせ。判者藤原実頼。12題20番。のちの歌合わせの規範となった。
てん‐どう【転動/顛動】
[名](スル) 1 まわり動くこと。また、ころがし動かすこと。「或(あるい)はこれを用いて器械を—し」〈中村訳・西国立志編〉 2 うろたえ平静さを失うこと。動顛。「悪い事と思えばこそ、殺す事に気...
てんのうお【天の魚】
石牟礼道子の小説。昭和49年(1974)刊行。「苦海浄土」「神々の村」とともに、水俣病の実態を描いた水俣三部作の一。副題は「続苦海浄土」。
てんのうじ‐や【天王寺屋】
室町後期から安土桃山時代にかけての堺の豪商津田氏の屋号。宗達・宗及は堺の三十六人会合衆(えごうしゅう)の一人で、茶人としても有名。
江戸時代の大坂の豪商。姓は大眉(おおまゆ)氏。両替商として...