はと‐の‐つえ【鳩の杖】
《ハトは食物をとるときにむせないということにあやかって》握りにハトの飾りのある老人用の杖。昔、中国で宮中から老臣に与えられたもので、日本でも80歳以上の功臣に宮中から与えられた。はとづえ。きゅう...
ばい‐き【唄器】
法会で、諷誦(ふじゅ)に用いる楽器。錫杖(しゃくじょう)・磬(けい)・鈴など。唄(ばい)。
バゲット【(フランス)baguette】
《棒・杖(つえ)の意》棒状の堅焼きフランスパン。
ひき‐づえ【引き杖/曳き杖】
杖を引きずって行くこと。また、その杖。「侍(さぶらひ)ども皆—して」〈今昔・二三・一六〉
膝枕(ひざまくら)に頰杖(ほおづえ)
美人の膝を枕に寝るのと、ひとりでぼんやり頰杖をついているのとでは、大変な違いがあるということ。また、のんきなことのたとえ。
ひ‐しゃく【飛錫】
[名](スル)《「錫」は錫杖(しゃくじょう)のこと》僧が諸国を遍歴修行すること。また、その僧。行脚(あんぎゃ)。遊行(ゆぎょう)。
ひと‐づえ【人杖】
1 杖がわりに人の肩によりかかって歩くこと。また、その杖がわりになる人。 2 人を杖のように軽々とあしらうこと。「相撲(すまひ)をも取りて—につかひて投げすてつ」〈今昔・二三・二一〉
ピッケル【(ドイツ)Pickel】
杖の先につるはし状の金具をつけた登山用具。氷雪上での足場を刻むときや滑落防止に使う。アイスアックス。
ふくうけんじゃく‐かんのん【不空羂索観音】
《(梵)Amoghapāśaの訳》六観音・七観音の一。羂索(けんさく)によって衆生を救い菩提(ぼだい)の彼岸に送ることを誓願とし、その成就の空しくはないことを名とする。像は一面八臂(はっぴ)が普...
ふくろく‐じゅ【福禄寿】
中国の道教で理想とされる幸福・俸禄(ほうろく)・長寿命。 七福神の一。背が低く長頭で長いひげをもち、杖(つえ)に経巻を結び、鶴を従えている。幸福・俸禄・長寿の三徳をそなえるという。寿老人と混...