い‐ぐい【堰杙】
井堰(いせき)に水をためるため、並べて打ち込んだくい。
くい【杭/杙/株】
1 (杭・杙)地中に打ち込んで支柱や目印にする棒。 2 切り株。くいぜ。「(大象ガ)足に大きなる—を踏み貫きたり」〈今昔・五・二七〉
くいぜ【株/杭/杙】
《古くは「くいせ」とも》木の切り株。また、くい。
そり‐くい【剃り杭/剃り杙】
ひげをそったあとの短く伸びた毛を、杭に見立てていう。「法師らがひげの—馬繋(つな)ぎいたくな引きそ僧(ほふし)は泣かむ」〈万・三八四六〉
とき‐の‐くい【時の杙】
時の簡(ふだ)を支えるための杙。「—さす音など、いみじうをかし」〈枕・二九〇〉
はし‐ぐい【橋杭/橋杙】
橋桁(げた)を支える杭。橋脚。
ひかえ‐ぐい【控え杭/控え杙】
建造物などの傾くのを防ぐために張る控え綱を地上につなぐ杭。
ほた‐くい【榾杙】
1 燃え尽きずに残った木。〈名語記〉 2 「榾(ほた)」に同じ。〈易林本節用集〉
ぼう‐ぐい【棒杙/棒杭】
《「ぼうくい」とも》棒状の木のくい。
みお‐ぐい【澪杙/澪杭】
「澪標(みおつくし)」に同じ。