はい‐ちゅう【杯中/盃中】
さかずきの中。
杯中(はいちゅう)の蛇影(だえい)
《杯中に蛇の影があるのを見て、蛇を飲んだと思って病気になったが、後にそれは弓の影であったと知り、病気がたちまち治ったという「風俗通」怪神の故事から》疑い惑う心が生じれば、つまらないことで神経を悩...
はい‐ばん【杯盤/盃盤】
杯と皿鉢。酒席の道具。「勝手からかねて用意してあった—を」〈鴎外・阿部一族〉
はいばん‐ろうぜき【杯盤狼藉】
[ト・タル][文][形動タリ]酒宴が終わったあと、杯や皿鉢などが席上に散乱しているさま。「電気灯が—たる紫檀の食台(ちゃぶだい)の上に輝いている」〈荷風・腕くらべ〉
はた【杯】
[接尾]「はい(杯)1」に同じ。「湯槽(ゆぶね)に藁(わら)を細々と切りて、一—入れて」〈宇治拾遺・三〉