まつば‐がみ【松葉紙】
松葉のような形をした細かいものを漉(す)き込んだ紙。松皮紙。
まつば‐ぎく【松葉菊】
ハマミズナ科の常緑多年草。茎は地をはい、枝分かれし、針状の多肉質の葉を対生する。夏に紅紫色の菊に似た花が咲き、花びらは細くて光沢がある。南アフリカの原産。花壇などに植える。サボテンぎく。《季 夏》
まつば‐ざけ【松葉酒】
きざんだ松の新芽と砂糖を焼酎に加え、半年ほど発酵させた酒。薬効があるとして冬に飲む。《季 冬》
まつば‐づえ【松葉杖】
足の不自由な人が用いる杖。上辺が松葉のように二またになっているもの。
まつば‐にんじん【松葉人参】
アマ科の一年草。山地に生え、高さ約50センチ。葉は線形で互生する。夏、淡紫色の小花を多数開く。まつばなでしこ。
まつば‐ぼたん【松葉牡丹】
スベリヒユ科の一年草。茎は地をはい、多数の枝に分かれ、紅色を帯びる。葉は細くて肉厚。夏、紅・黄・白色などの5弁花を朝に開き、昼ごろにしぼむ。ブラジルの原産で、花壇などに植えられ、八重咲きの品種も...
まつ‐ばめ【松羽目】
《松を描いた羽目板の意》歌舞伎の大道具の一。能舞台を模して、正面に老松、左右の袖に竹を描いた羽目板模様の張り物。
まつばめ‐もの【松羽目物】
歌舞伎舞踊の一系統で、能・狂言の表現様式を模したもの。舞台の背景に松羽目を用いるのでいう。「勧進帳」「身替座禅」など。
まつ‐ばやし【松囃子/松拍子】
1 室町時代に盛行した初春の祝福芸。唱門師(しょうもんじ)などの専業芸人のほか、村人・町人・侍などが、幕府や諸邸を回って種々の芸能を演じ、祝い言を述べたもの。現在も民俗芸能として九州に残る。 2...
まつ‐ばやし【松林】
松の木の林。