つぎ‐まつ【継ぎ松/続ぎ松】
たいまつ。ついまつ。「—とり出だして、更に点(とも)して見ければ」〈今鏡・六〉
と‐しょう【杜松】
植物ネズの漢名。
とど‐まつ【椴松】
マツ科の常緑高木。樹皮は灰白色。松かさは直立してつく。赤褐色のアカトドマツと緑色のアオトドマツとがある。北海道以北に自生し、材は建築・土木・家具・パルプなどに用いる。
とぶさ‐まつ【鳥総松】
新年の門松を取り払ったあとの穴に、その松の一枝を挿しておくもの。《季 新年》
に‐の‐まつ【二の松】
能舞台で、橋懸かりの前の白州に等間隔に植えられた3本の若松のうち、まん中の松。袖摺(そです)りの松。
にほんまつ【二本松】
福島県中北部の市。もと丹羽氏の城下町、奥州街道の宿駅。城跡は霞ヶ城とよばれる。家具製造・酒造・繊維工業などが盛んで、10月には提灯祭が行われる。平成17年(2005)12月、安達町・岩代町・東和...
ねず【杜松】
ヒノキ科の常緑樹。山地の日当たりのよい斜面に生え、高さ約15メートルになる。樹皮は灰色がかった赤褐色で、葉は針状に堅くとがり、3枚ずつつく。雌雄異株で、4月ごろ雄花や雌花がつく。実は球形で熟すと...
ねのひ‐の‐まつ【子の日の松】
子の日の遊びに引く小松。「ひきて見る—は程なきをいかで籠れる千代にかあるらむ」〈拾遺・雑春〉
ねびきのかどまつ【寿の門松】
浄瑠璃「山崎与次兵衛寿の門松」の通称。
ねびき‐の‐まつ【根曳きの松】
正月初めの子(ね)の日に、根ごと引き抜いた松。正月の門松に用いた。 [補説]曲名別項。→根曳の松