まくら‐めし【枕飯】
死者の枕もとに供える飯。
まくら‐もと【枕元/枕許】
寝ている人の枕のあたり。枕頭(ちんとう)。まくらがみ。まくらべ。
まくら‐ものがたり【枕物語】
寝物語のこと。「女郎しどけなくゆたかに、外の男と同じ—」〈浮・諸艶大鑑・五〉
まくらものぐるい【枕物狂】
狂言。祖父が若い娘に恋をし、枕をつけた笹を持って狂乱するので、孫が娘を連れてくる。
まくら‐やり【枕槍/枕鑓】
枕もとに置いておく護身用の槍。「女中手々(てんで)に—、長刀(なぎなた)にて引っ包み、囲ひ防げば」〈浄・反魂香〉
枕(まくら)を重(かさ)・ねる
男女がたびたび一緒に寝る。情交を重ねる。「人目を忍んで—・ねる」
枕(まくら)を交(か)わ・す
男女が共に寝る。「—・した仲」
枕(まくら)を攲(そばだ)・てる
枕から頭を上げ、耳を澄まして聞く。「隣室のひそひそ話に—・てる」
枕(まくら)を高(たか)く◦する
《「戦国策」魏策から》安心して寝る。また、安心して暮らす。「資金繰りがついてようやく—◦して眠れる」
枕(まくら)を並(なら)・べる
1 並んで寝る。「親子三人—・べる」 2 大勢の人がそろって同じことをする。特に、同じ場所で倒れる。「—・べて落選する」