おっとん‐がえる【おっとん蛙】
アカガエル科のカエル。体長10〜14センチで、日本産では大形。前肢の指は5本あり、第1指が鋭いとげ状。昼間は穴にひそむ。奄美大島の森林に生息。
おどりこ‐ほどう【踊子歩道】
静岡県伊豆市にあるハイキングコース。浄蓮(じょうれん)の滝から旧天城トンネルを抜け、湯ヶ野までのコース。杉の密林などで知られる。
おに‐くい【鬼食ひ】
貴人の食物の毒味。宮中で、元旦に天皇が飲む屠蘇(とそ)を、薬子(くすりこ)と称する少女が鬼の間から出て試食したところからという。→鬼飲(おにの)み「国国より奉る氷室の雪氷を、くすりのつかさになめ...
おに‐ぐるみ【鬼胡桃】
クルミ科の落葉高木。渓谷沿いの山林中に多い。新しい枝には黄褐色の毛が密に生え、葉は羽状複葉。5月ごろ、新葉とともに緑色の雄花と雌花とが穂状につく。実は球形で、核にしわが多い。やまぐるみ。《季 秋》
おに‐の‐やがら【鬼の矢幹】
ラン科の多年草。山野の林中に生える菌従属栄養植物。茎は直立し、高さ約1メートルにもなる。暗色の鱗片葉(りんぺんよう)をつける。初夏、黄褐色の壺状の花が穂状に咲く。根茎を漢方で天麻(てんま)といい...
おに‐ふすべ【鬼燻】
ハラタケ科のキノコ。秋、竹林に生える。巨大な球状で直径20〜40センチ。外皮は白、内皮は黄色で、熟すと古綿状になり、粉状の胞子にまみれる。若いうちは食用。やぶだま。
おのみち【尾道】
広島県南東部の市。瀬戸内海に面し、古くから商業港として発展。向島との間の尾道水道に尾道大橋が架かる。千光寺・浄土寺など古寺が多く、志賀直哉・林芙美子などの作品に描かれた。千光寺公園に文学碑の立つ...
お‐はやし【御林】
江戸幕府が直轄した山林。御林奉行が支配。明治維新以後は官林(国有林)となった。公儀林。
おはやし‐ぶぎょう【御林奉行】
江戸幕府の職名。勘定奉行の支配に属し、御林の伐採や木材運搬などをつかさどった。
オビ‐とう【オビ島】
《Pulau Obi》インドネシア北東部、モルッカ諸島北部の島。周辺のオビラツ島、ビサ島とともにオビ諸島を形成。山がちな地形で密林に覆われる。サゴヤシ、香料を産する。主な町は北岸のライウイ。