ふわ‐と
[副] 1 軽くて柔らかいさま。また、軽く浮くさま。ふわりと。「(鳥ヲ)押さゆれば—立ち」〈浄・振袖始〉 2 身のこなしが軽いさま。ひらりと。「懸け鞍(くら)置いて—乗り」〈浄・百人上﨟〉 3 ...
ほう‐ど
[副]まったく。ほとほと。「某(それがし)さへ、—迷惑いたすことでござる」〈虎寛狂・止動方角〉
ぼう【某】
[常用漢字] [音]ボウ(漢) [訓]それがし なにがし 人や物の名、場所・時などがわからないとき、または、わざと隠すときに添える語。「某国・某氏・某所・某女・某地・某年・某某/何某(なにぼう)...
ぼう‐げつ【某月】
ある月。その月が不明の場合、また明示したくない場合に用いる。「—某日」
ぼう‐じつ【某日】
ある日。どの日か不明な場合や日付を伏せる場合などに用いる。「某月—」
ぼう‐ねん【某年】
ある年。その年が不明の場合、また明示したくない場合に用いる。「—某月」
また‐もの【又者】
将軍・大名などに直属していない家来。又家来。陪臣。「—の某(それがし)、御前の恐れ」〈浄・忠臣蔵〉
まっ‐かえさま【真っ返様】
[名・形動ナリ]前後・表裏などがまったく反対であること。また、そのさま。まっかいさま。「某(それがし)先へ駆け抜けて、—に言上し」〈浄・会稽山〉
まん‐どう【万灯】
1 数多くの灯火。 2 四角い枠に紙をはって箱形にし、「某社御祭礼・氏子中・子供中」などと書き、下に長い柄をつけてささげ持つもの。祭礼などに、中に灯火をともして担ぎ歩いたり飾ったりする。万度(ま...
みじ・く【拉く】
[動カ四]細かく砕く。「某が—・かんと押っ取り振り上げ打つまさかり」〈浄・舎利〉