さいじょう‐がき【西条柿】
柿の一品種。広島県の西条付近から産する。つるし柿・ころ柿などにする。
さる‐がき【猿柿】
シナノガキの別名。《季 秋》
さわし‐がき【醂し柿】
エチルアルコール・温湯・二酸化炭素などで渋を抜いた柿。
し【柿】
[常用漢字] [音]シ(漢) [訓]かき 〈シ〉木の名。カキ。「熟柿」 〈かき(がき)〉「柿色/渋柿」 [補説]「柹」は正字。
しなの‐がき【信濃柿】
カキノキ科の落葉高木。果実は小さく、枝にブドウの房のようにつく。未熟のものから渋をとるため、およびカキの台木とするため栽培され、信越地方から東北にかけて多い。小アジア地方の原産。千生(せんなり)...
しぶ‐がき【渋柿】
《古くは「しぶかき」とも》実が赤く熟しても渋みの抜けない柿。さわし柿や干し柿にして食用、また、柿渋の原料とする。《季 秋》「—の滅法生りし愚かさよ/たかし」 [補説]書名別項。→渋柿
しぶがき【渋柿】
日本の俳句雑誌。大正4年(1915)、松根東洋城の主宰により創刊。昭和27年(1952)から昭和51年(1976)までは門下の野村喜舟が主宰。以後も主宰者を変更しながら現在まで刊行が続く。
しろ‐がき【白柿】
干して白く粉をふいた柿。《季 秋》
じゅく‐し【熟柿】
よく熟して柔らかくなったカキの実。ずくし。じゅくしがき。《季 秋》「切株におきてまったき—かな/蛇笏」
じろう‐がき【次郎柿】
カキの一品種。実は扁平でやや角ばり、果肉は粗いが甘い。静岡県の原産。《季 秋》