えい‐り【栄利】
名誉と利益。
え‐よう【栄耀】
「えいよう(栄耀)」の音変化。「禅宗坊主だって、是よりは口に—をさせて居るだろう」〈漱石・坊っちゃん〉
えよう‐ぐい【栄耀食ひ】
ぜいたくなものを食べること。美食。「夕には博奕(ばくち)をうち、あしたは口に—」〈浮・沖津白波〉
えよう‐どうぐ【栄耀道具】
実際の生活に必要のないぜいたくな品。
栄耀(えよう)に餅(もち)の皮(かわ)を剝(む)く
ぜいたくに慣れると、餡餅(あんもち)の皮をむいて、餡だけ食べるようになる。ぜいたくを尽くすことのたとえ。栄耀の餅の皮。
栄耀(えよう)の隠(かく)し食(ぐ)い
栄華をきわめている者が、なお満ち足りないで、人に隠れて快楽にふけること。
え‐らん【栄蘭】
タコノキの別名。
さか・う【栄ふ】
[動ハ下二]《「さか(栄)ゆ」の音変化。鎌倉、室町時代以降用いられた》「さか(栄)える」に同じ。「—・ふべき四方(よも)の草木のかぞいろはこの春雨や世におほふらん」〈夫木・三〉
さかえ【栄】
横浜市の区名。昭和61年(1986)戸塚区の南東部が分区。
さかえ【栄え】
栄えること。繁栄。「文化の—」