かく‐の‐せんせいふしよう【核の先制不使用】
自国や同盟国が核攻撃を受けた場合に限って、核兵器の使用を認める考え方。核軍縮の効果が期待できる一方、宣言した場合には核抑止力が限定され、通常兵器や生物兵器・化学兵器を抑止できないなどの懸念もある。
かく‐の‐どみの【核のドミノ】
⇒核ドミノ
かく‐の‐ふゆ【核の冬】
全面核戦争の後に起こるとされる全地球的な気温低下現象。都市への核攻撃による大火災で生じる大量の煤煙(ばいえん)・粉塵(ふんじん)で太陽光が遮られ、地表が氷点下の状態になるというもの。
かくはさい‐はんのう【核破砕反応】
高エネルギーに加速した陽子が標的となる物質の原子核に衝突したとき、原子核が破壊され、中性子や中間子などの粒子が放出される反応。
かく‐はんのう【核反応】
原子核が、ほかの原子核や粒子との衝突によって、別の種類の原子核に変わること。核分裂・核融合など。原子核反応。
かく‐ばくだん【核爆弾】
核爆発を利用した爆弾。ウランやプルトニウムの核分裂連鎖反応を利用した原子爆弾、水素の核融合を利用した水素爆弾などがある。 [補説]汚い爆弾のように、放射性物質に火薬を取り付けて爆発させる仕組みの...
かく‐ばくはつ【核爆発】
核分裂や核融合による爆発。核爆弾に利用される。
かくばくはつ‐じっけん【核爆発実験】
⇒核実験
かく‐ふかくさん【核不拡散】
核兵器が広がらないようにすること。核兵器やそれを搭載するミサイル、あるいは核開発に用いられる物資や技術を持つ国が増えないようにする国際的な取り組み。 [補説]原子力利用国が、自国における原子力技...
かくふかくさん‐じょうやく【核不拡散条約】
《「核兵器の不拡散に関する条約」の通称》核兵器を保有できる国を米国・ソ連(ロシア)・英国・フランス・中国の5か国に限定し、非核保有国が核兵器を新たに保有することや、保有国が非保有国に核兵器を供与...