かくふしよう‐せいめい【核不使用声明】
軍縮問題を討議する国連総会第一委員会が2013年10月に発表した共同声明。「いかなる状況でも核兵器が二度と使われないことが人類の生存そのものにとって利益となる」として、核兵器の非人道性と不使用を...
かく‐ぶそう【核武装】
[名](スル)核兵器を装備・配置すること。「—した艦隊」
かく‐ぶっしつ【核物質】
核兵器や原子力発電所の核燃料などの原料となる物質。天然ウラン・劣化ウラン・トリウムなどの原料物質、およびプルトニウム239・ウラン233・ウラン235の濃縮ウランなどの特殊分裂性物質がこれにあたる。
かくぶっしつ‐ぼうご【核物質防護】
濃縮ウランやプルトニウムなどの核物質が盗み出されたり、原子力施設が破壊されたりすることによって、公衆の安全や健康が危険にさらされる事態を防ぐこと。PP(physical protection)。
かく‐ぶつりがく【核物理学】
原子核の構造・放射能・核反応などを研究する物理学の一分野。実験には加速器など大規模な装置を用いる。原子核物理学。
かく‐ぶんれつ【核分裂】
1 ウラン・プルトニウムなどの重い原子核が、中性子などとの衝突によって同程度の質量の2個以上の原子核に分かれる現象。その際に大きなエネルギーを出す。同時に2、3個の中性子も発生するため、連鎖反応...
かくぶんれつせい‐かくしゅ【核分裂性核種】
自発核分裂、または中性子(特に熱中性子)の衝突によって核分裂する核種の総称。ウラン235、プルトニウム239などが知られ、核燃料に利用される。
かくぶんれつ‐せいせいぶつ【核分裂生成物】
核分裂の過程で生成される核種の総称。最初の分裂で生じる核種を核分裂片という。放射能をもつ放射性核種が多く、β崩壊をはじめとする放射性崩壊を繰り返し、やがて安定した核種になる。
かくぶんれつせい‐ぶっしつ【核分裂性物質】
原子核に中性子を吸収して核分裂する物質。ウラン235、プルトニウム239など。核分裂物質。
かくぶんれつ‐はへん【核分裂破片】
⇒核分裂片