ね‐づつみ【根包み】
《「ねつつみ」とも》柱や鳥居などの地に接する部分に、腐らないように巻き付ける石や銅板。
ねづ‐びじゅつかん【根津美術館】
東京都港区にある美術館。実業家根津嘉一郎が、茶器や仏教絵画などの収集品と邸宅・庭園を寄付したもので、昭和16年(1941)開館。尾形光琳の「燕子花図(かきつばたず)屏風」などを所蔵する。
ね‐づみ【根積み】
煉瓦(れんが)積みなどで、下部になるに従って広げ、上部の重みを分散させる構造。また、そのようにした部分。
ね‐づよ・い【根強い】
[形][文]ねづよ・し[ク] 1 深く根を張っていて揺るがない。基本がしっかりしていて強い。「—・い人気」「—・く残る迷信」 2 根気よい。ねばり強い。しつこい。「—・い努力を重ねる」 3 財政...
ね‐づり【根釣(り)】
海底の岩につく魚を釣ること。《季 秋》「—翁海金剛をまのあたり/青畝」
ね‐ていとう【根抵当】
継続的な取引関係から生じる債権を担保するため、あらかじめ一定の限度額を定めておき、将来確定する債権をその範囲内で担保する抵当権。当座貸越契約の際などに設定。
ね‐とり【根取り】
江戸時代、石盛に免(年貢率)を乗じて算出した1反当たりの年貢高。根取り米。
ね‐どい【根問い】
[名](スル)根本まで問いただすこと。どこまでも問いただすこと。「—して困らせる」
ねどい‐はどい【根問い葉問い】
[名](スル)根掘り葉掘り問いたずねること。「女将の—には可なり閉口させられたが」〈里見弴・安城家の兄弟〉
ね‐どころ【根所】
根のところ。根元(こんげん)。根もと。「くだら野のちがやが下の姫百合の—人に知られぬぞ憂き」〈永久百首〉