むか‐ご【零余子】
葉の付け根にできる、多肉で球状の芽。地上に落ちると根を出して、新しい個体となる。ヤマノイモでは茎、オニユリでは鱗片葉が変化してできる。鱗芽。珠芽。肉芽。ぬかご。《季 秋》「雨傘にこぼるる垣の—か...
むかご‐いらくさ【零余子蕁麻】
イラクサ科の多年草。山地に生え、高さ約60センチ。全体にとげ状の毛がある。葉の付け根にむかごができる。開花は夏。雌雄同株。
む‐がい【無蓋】
ふた・おおい・屋根などがないこと。⇔有蓋。
むがい‐かしゃ【無蓋貨車】
屋根のない貨車。石炭や砂利を積む箱形のもの、コンテナ・乗用車を積む床面だけのものなどがある。
む‐きょく【無極】
[名・形動] 1 果てがないこと。限りのないこと。また、そのさま。無窮。「造物主の徳広大—なりと雖」〈津田真道・明六雑誌二一〉 2 電極または磁極が存在しないこと。 3 人知を越えた果てしないと...
ムギネ‐さん【ムギネ酸】
《mugineic acid》アミノ酸の一種。植物は、アルカリ性土壌では生育に必要な鉄を吸収できないが、イネ・ムギ・トウモロコシなどイネ科の植物は、根からムギネ酸を分泌し、これが土壌中の鉄イオン...
むぎ‐ふみ【麦踏み】
早春に麦の芽を足で踏みつける作業。霜柱を防いで根張りをよくし、また、麦が伸びすぎないようにするために行う。《季 春》「歩み来し人—をはじめけり/素十」
むぎ‐わら【麦藁/麦稈】
1 麦の穂を落としたあとの茎。屋根を葺(ふ)いたり細工物の材料にしたりする。麦稈(ばっかん)。むぎから。《季 夏》「—の今日の日のいろ日の匂ひ/夕爾」 2 「麦藁帽子」の略。
むぎわら‐ぶき【麦藁葺き】
麦藁で屋根を葺(ふ)くこと。また、その屋根。
むくろ‐じ【無患子】
ムクロジ科の落葉高木。本州中部以西の山地に自生。高さ15メートル以上になる。葉は細長い小葉からなる羽状複葉。夏、雌花と雄花とが円錐状につく。実は球形で黄褐色に熟し、中の種子は黒色で堅く、羽根つき...