かきがら‐ぶき【牡蠣殻葺き】
屋根の上にカキの殻を敷き並べること。また、その屋根。飛び火を防ぐためのもの。
かき‐ごし【垣越し】
「垣根越し」に同じ。
かき‐たつ【垣立】
《「かきだつ」とも》和船の左右の舟べりに、垣根のように立てた囲い。かきたて。
かきつ【垣内】
《「かきうち」の音変化か》垣根に囲まれたうち。屋敷地の中。かいと。「吾妹子(わぎもこ)が家の—の小百合花(さゆりばな)ゆりと言へるは否と言ふに似る」〈万・一五〇三〉
かきつばたずびょうぶ【燕子花図屏風】
江戸中期の画家、尾形光琳の代表作。紙本金地著色による六曲一双の屏風。「伊勢物語」の第9段、八橋の和歌を典拠とした作品。国宝。根津美術館蔵。燕子花図。
かき‐どなり【垣隣】
垣根を境にした隣家。
かき‐なます【掻き膾】
細く切った大根などを入れて作ったなます。
かき‐なます【柿膾】
大根なますに生柿または干し柿のせん切りをまぜたもの。あるいは、拍子木・さいの目切りにした柿を、合わせ酢に大根おろしを加えてあえたもの。《季 秋》
かき‐ね【垣根】
1 敷地を限るために設ける囲いや仕切り。竹や植木などで作る。垣。 2 垣の根元。 3 間を隔てるもの。「心の—」
かきね‐ごし【垣根越し】
垣根をはさんで物事がなされること。かきごし。「—に声をかける」