こう‐し【格子】
1 細い角材や竹などを、碁盤の目のように組み合わせて作った建具。戸・窓などに用いる。 2 寝殿造りの建具である蔀(しとみ)のこと。 3 「格子戸」の略。 4 「格子縞(じま)」の略。 5 ⇒グリ...
こうし‐あんごう【格子暗号】
公開鍵暗号の一。格子上の点を原点からの複数のベクトルの和で表すとき、意図的に格子をわずかに斜めにずらしてベクトルの和の誤差項を導き、この誤差に暗号文のデータを対応させて公開鍵とする。秘密鍵から公...
こうし‐いわい【格子祝ひ】
近世、大坂の遊里で、客のつかない遊女たちが、客がつくまじないとして近辺を散歩すること。「あんまり余所が賑(にぎ)やかさに、—に出ました」〈浄・重井筒〉
こうしかん‐げんし【格子間原子】
結晶格子内において配列の乱れの元となる、本来原子が無い格子間に割り込んだ原子。格子欠陥の一つ。侵入型原子。割り込み原子。
こうし‐ぐわ【格子鍬】
土を掘り起こす部分に透かし穴のある鍬。粘土などを耕すのに使用。
こうし‐けっかん【格子欠陥】
結晶格子内における配列の乱れ。格子点が一部欠けていたり、格子間の隙間に不純物原子が入り込んだりしたもの。
こうし‐こ【格子子】
格子を組み立てる縦横の部材。
こうし‐さいぼう【格子細胞】
動物の脳内にある、方向感覚や相対的な位置関係を認識する神経細胞。海馬に近い嗅内野に存在する。2005年、ノルウェーの神経科学者エドバルト=モーセル、マイブリット=モーセル夫妻により発見。グリッド...
こうし‐しんどう【格子振動】
結晶格子の格子点を中心とした原子・イオン・原子団などの微小な振動。
こうし‐じま【格子縞】
格子状に縦横の線を表した模様。また、その織物。チェック。