さくら‐でんぶ【桜田麩】
でんぶの一。タイやタラなど白身魚の身を細かくほぐして煎り、食紅で淡い紅色をつけたもの。
さくら‐どうろう【桜灯籠】
桜の花を透かし彫りにした銅製円形の灯籠。
さくら‐どき【桜時】
桜の花の咲くころ。花時。《季 春》
さくら‐なべ【桜鍋】
馬肉を使った、味噌仕立ての鍋料理。《季 冬》
さくら‐に【桜煮】
「桜煎(さくらい)り」に同じ。
さくら‐にく【桜肉】
「桜5」に同じ。
さくらのその【桜の園】
《原題、(ロシア)Vishnovïy sad》チェーホフの戯曲。4幕。1903年作、翌年初演。新興商人に桜の咲く荘園を売り渡す貴族ラネーフスカヤ家の没落を通して、新旧の社会勢力の交替を叙情的に描く。
さくら‐のり【桜海苔】
紅藻類のオキツノリの別名。また、オキツノリなど桜色をしているノリ。《季 春》「水の江や吉野見に行く—/西鶴」
さくら‐ばい【佐倉灰/桜灰】
佐倉炭の灰。客用のタバコ盆に入れる。
さくら‐ばな【桜花】
[名]桜の花。おうか。
[枕]桜の花のように美しく栄える意から、「栄え少女(をとめ)」にかかる。「つつじ花にほへ娘子(をとめ)—栄え娘子」〈万・三三〇九〉