おお‐やまざくら【大山桜】
バラ科サクラ属の落葉高木。中部地方以北の山地に自生。葉は広楕円形で先がとがり尾状となる。春、若葉と同時に淡紅色の花をつける。えぞやまざくら。べにやまざくら。《季 春》
おそ‐ざくら【遅桜】
遅咲きの桜。《季 春》「風声の下(お)り居の君や—/蕪村」
かげ‐ざくら【影桜】
紋所の名。桜の花の裏面をかたどったもの。
かすみ‐ざくら【霞桜】
ヤマザクラの一種。山地に自生。葉や花柄に毛がある。4、5月ごろ、若葉と同時に、紅を帯びた白色の5弁花が咲く。けやまざくら。
かた‐ざくら【堅桜】
リンボク(橉木)の別名。
かにわ‐ざくら【樺桜】
⇒かばざくら1
かば‐ざくら【樺桜】
1 カバノキ類に木肌が似ている桜の木。また、ウワミズザクラのことという。ははか。かにわざくら。 2 襲(かさね)の色目の名。表は蘇芳(すおう)、裏は赤花(「桃花蕊葉」による)。一説に、表は薄色、...
かわづ‐ざくら【河津桜】
サクラの一品種。ヒカンザクラと早咲きオオシマザクラの自然交配種とみられ、静岡県河津町に多く自生する。2月ごろ、一重で淡紅色の花をつける。
かん‐おう【観桜】
桜の花を観賞すること。花見。《季 春》
かん‐ざくら【寒桜】
1 バラ科の落葉高木。2月ころ、葉の出る前に、淡紅色の5弁花が咲く。カンヒザクラとオオシマザクラの雑種といわれる。《季 冬》 2 サクラソウ科の多年草。高さ15〜25センチ。全体に白い毛が密生。...