梅(うめ)に鶯(うぐいす)
取り合わせのよい二つのもののたとえ。
うめにもはる【梅にも春】
端唄。うた沢節。本調子。新春の風物によせて、恋人を待つ女心をうたったもの。御所車。
うめのいろ‐づき【梅の色月】
陰暦5月の異称。
うめのき‐がくもん【梅の木学問】
《梅の木は、生長は早いが、大木にならないところから》進み方は速いが、大成しない学問。⇔楠(くすのき)学問。
うめのき‐ごけ【梅の樹苔】
ウメノキゴケ科の葉状の地衣類。松・梅などの老樹皮、岩石などの上に生え、表面は灰緑色または灰青色、裏面は暗褐色。大気汚染が進むと生育や分布が悪くなることから、環境保全の指標にされる。
うめのき‐ぶんげん【梅の木分限】
《梅は生長が早く、すぐに実をつけるところから》急に金持ちになった人。にわか成金。⇔楠(くすのき)分限。
うめ‐の‐はな【梅の花】
1 梅の木に咲く花。ばいか。 2 双六(すごろく)で、さいの目の五。また、双六。「女房の留守に亭主は—」〈川柳評万句合〉 3 練り香の名。
うめのはな‐がい【梅の花貝】
ツキガイ科の二枚貝。内湾の砂泥地にすむ。貝殻は球形で、梅の花びらに似る。殻長6ミリくらい。殻表には成長脈と八の字形の刻み目がある。殻は貝細工に用いる。
うめのはる【梅の春】
清元。四方真門(よものまかど)(毛利元義)作詞、川口お直作曲で、文政10年(1827)にできたといわれる。隅田川付近の春の情景などをうたった御祝儀物の代表作。
うめのみや‐たいしゃ【梅宮大社】
京都市右京区にある神社。旧官幣中社。酒解神(さかとけのかみ)・大若子神(おおわくごのかみ)・小若子神(こわくごのかみ)・酒解子神(さかとけのこのかみ)ほか四神を祭る。酒造りの神として信仰される。...