いわい‐ぼう【祝(い)棒】
小正月の、粥占(かゆうら)・成木(なりき)責め・嫁たたきなどの行事に用いる棒。ヌルデ・柳・栗などで作る。いわいぎ。
お‐さきぼう【御先棒】
人の手先となること。また、その人。→先棒「君こそ—に使役(つか)われるんじゃ無いか」〈藤村・破戒〉
鬼(おに)に金棒(かなぼう)
《強い鬼にさらに武器を持たせる意から》ただでさえ強いものに、一層の強さが加わること。鬼に鉄杖(てつじょう)。
おめみえ‐どろぼう【御目見得泥棒】
御目見得5の奉公人として住み込んで、勝手知った家の金銭などを盗んで逃げ出すこと。また、そのような泥棒。
かい‐ぼう【櫂棒】
酒・醤油などの醸造で、麹やもろみをかき混ぜ、発酵をうながすための棒状の道具。
かじば‐どろぼう【火事場泥棒】
1 火事場のどさくさに紛れて盗みを働く者。火事どろ。 2 ごたごたにつけこんで不正な利益を得ること。また、その人。火事どろ。
かじ‐ぼう【梶棒/舵棒】
1 (梶棒)人力車・荷車などを引くための長い柄。かじ。 2 (舵棒)「舵柄(かじづか)」に同じ。
かた‐ぼう【片棒】
駕籠(かご)を担ぐ二人の一方。相棒。
かな‐さいぼう【鉄尖棒/鉄撮棒】
打ち振って相手を倒す武器。太い鉄棒の周囲に多くの鋭い突起があるもの。
かなてこ‐ぼう【鉄梃棒】
「鉄梃(かなてこ)」に同じ。