あわせぐち‐かめかん【合(わ)せ口甕棺】
弥生時代に九州北部で用いられた棺。2個の甕の口を合わせてつなげたもので、中に被葬者を入れて埋葬した。
いえがた‐せっかん【家形石棺】
屋根の形をしたふたをもつ箱形の石棺。古墳時代後期に多くみられる。
かめ‐かん【甕棺】
土器・陶器の甕を用いた棺。遺体を入れるものと遺体を腐らせたのち骨だけを入れるものとがある。日本では弥生時代に九州北部で合わせ口甕棺が盛んに用いられた。
カラヒア‐の‐ひつぎ【カラヒアの棺】
《Los Sarcófagos de Karajía》ペルー北部の都市チャチャポヤスの西郊にある、先インカ期の遺跡。断崖の中腹に、最大で高さ2.5メートルほどの6体の人型の棺が並ぶ。9世紀から1...
かん【棺】
死者を葬るときに遺体を納める容器。ひつぎ。
かん【棺】
[常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]ひつぎ 死体を入れて葬る箱。「棺桶(かんおけ)/出棺・石棺・寝棺(ねかん)・納棺」
がい‐かん【蓋棺】
棺(ひつぎ)にふたをすること。人の死をいう。
きんのひつぎ【金の棺】
網野菊による小説。実母との離別や弟妹の死、自身の離婚など、著者自身の身辺の出来事を素材とする私小説。昭和22年(1947)、第2回女流文学者賞受賞。
ざ‐かん【座棺/坐棺】
遺体を座った姿勢で納めるように作った棺。→寝棺
しゅっ‐かん【出棺】
[名](スル)葬式のとき、死者を納めた棺を家から送り出すこと。