かじ【舵/梶/楫/檝】
1 (舵)船の進行方向を定める装置。板状で、多くは船尾に取り付けられる。 2 (舵)飛行機・グライダーの方向舵(ほうこうだ)。 3 「梶棒」に同じ。 4 水をかいて船をこぎ進める道具。櫓(ろ)や...
かつら‐かじ【桂楫】
月にあるという桂の木で作った櫂(かい)。「天の海に月の船浮け—かけて漕ぐ見ゆ月人をとこ」〈万・二二二三〉
しゅう‐しゅう【舟楫】
1 ふねとかじ。また、ふね。 2 ふねで運ぶこと。水運。「—の便」
ま‐かじ【真楫】
左右にそろった艪(ろ)。一説に、艪の美称。「桜皮(かには)巻き作れる舟に—貫き」〈万・九四二〉
やそ‐か【八十楫】
多くのかじ。「—掛け島隠(がく)りなば吾妹子(わぎもこ)が留(と)まれと振らむ袖見えじかも」〈万・三二一二〉
わい‐かじ【脇舵/脇楫】
《「わきかじ」の音変化》 1 和船の左右のふなべりに付ける舵。横風の強いときに補助として用いる。 2 ⇒脇艪(わきろ)
わき‐かじ【脇舵/脇楫】
⇒わいかじ(脇舵)