むりょうじゅきょう【無量寿経】
大乗経典。2巻。魏の康僧鎧(こうそうがい)訳とされる。浄土教の根本聖典で、浄土三部経の一。法蔵菩薩が四十八願の大願を成就して阿弥陀仏となり、一切衆生を救済して極楽浄土に導くと説くもの。大無量寿経...
やお【八尾】
狂言。罪人が六道の辻で閻魔(えんま)に会い、地獄へ落とされそうになるが、八尾地蔵からの手紙を見せて、極楽浄土へ送られる。
らい‐ごう【来迎】
《近世中ごろまで「らいこう」とも》 1 浄土教で、念仏行者の死に臨んで、極楽浄土へ導くため阿弥陀仏や諸菩薩(ぼさつ)が紫雲に乗って迎えに来ること。迎接(ごうしょう)。 2 ⇒御来迎(ごらいごう)
らいごう‐ず【来迎図】
平安中期以降、浄土信仰に基づいて盛んになった仏画。主に、阿弥陀仏が諸菩薩(ぼさつ)を従えて、衆生(しゅじょう)を極楽浄土に迎えるために人間世界に下降するようすを描いたもの。
りょう‐えん【良縁】
1 似合わしい縁組。よい縁談。「—を得て結婚する」 2 極楽往生ができるよい因縁。
りんじゅう‐しょうねん【臨終正念】
臨終に際して、一心に仏を念ずること。特に阿弥陀仏を念じて極楽往生を願うこと。
れんげ‐おうじょう【蓮華往生】
1 死後、極楽浄土の蓮華座上に生まれること。 2 寛政(1789〜1801)のころ、上総(かずさ)国で、日蓮宗の悪僧が説いたという邪教。寺の本尊の前に大きな蓮華座を設け、極楽往生を願う者に大金を...
れんげぞう‐せかい【蓮華蔵世界】
仏語。 1 華厳経に説く、一大蓮華の中に含蔵されている世界。毘盧遮那(びるしゃな)仏の願行によって現出した一種の浄土。蓮華蔵荘厳世界海。華蔵世界。 2 梵網経に説く、千葉(せんよう)の大蓮華から...