イオン‐ぶんきょく【イオン分極】
電界の作用を受けて、イオン結晶内の正負イオン(塩化ナトリウムならば、Na+、Cl−)の位置が変位することで生じる誘電分極。特に電子の移動に伴う電子分極に対していう。
いっぱん‐かりいれとりきめ【一般借入取(り)決め/一般借入取極】
⇒ギャブ(GAB)
いん‐きょく【陰極】
対となる二つの電極のうち、電位の低いほうの電極。負の電極。負極。マイナス極。⇔陽極。
エス‐きょく【S極】
磁石上で南を指すほうの極。→磁極
エヌ‐きょく【N極】
磁石上で北を指すほうの極。→磁極
カロメル‐でんきょく【カロメル電極】
ガラス容器の底に水銀を入れ、その上に糊(のり)状の塩化水銀(Ⅰ)を置き、これを塩化カリウム水溶液と接触させた電極。他の電極の電位を測定するのに用いられる。甘汞(かんこう)電極。
かん‐きょく【寒極】
地球上で最も低い気温を記録した地点。南極のボストーク基地で、1983年にセ氏零下89.2度を記録。北半球ではシベリアのオイミャコンで1933年にセ氏零下67.7度を記録。
かんこう‐でんきょく【甘汞電極】
⇒カロメル電極
ガラス‐でんきょく【ガラス電極】
ガラス膜を挟んで水素イオン濃度の異なる溶液を接したとき、ガラス膜の両側にイオン濃度の差に伴う電位差が生じることを利用した電極。水素イオン濃度などの測定に用いる。
きじゅん‐でんきょく【基準電極】
ある電極の電極電位を測定するために用いられる電極。電極電位の絶対値の測定は原理的に不可能なため、基準となる電極と組み合わせて電池をつくり、その起電力から電極電位を求める。電位が安定で再現性が高い...