だいだい‐かぐら【太太神楽/大大神楽】
1 伊勢神宮に奉納される太神楽のうち、最も大がかりな神楽。 2 歌舞伎の下座音楽の一。1の曲をまねた鳴り物で、笛・大太鼓・大拍子などを使う。
だいにちどう‐ぶがく【大日堂舞楽】
秋田県鹿角(かづの)市八幡平(はちまんたい)の大日霊貴(おおひるめむち)神社(大日堂)で、正月2日に行われる舞楽。養老2年(718)に始まるとされる。国の重要無形民俗文化財、またユネスコの無形文...
だん‐じり【檀尻/車楽】
1 祭礼の際の練り物の一。車のついた屋根つきの屋台で、中で囃子(はやし)物をしながら引き回す。主として関西以西の語で、関東では山車(だし)という。 2 歌舞伎下座音楽の一。双盤と大太鼓ではやすも...
ちょう‐がく【調楽】
1 舞楽を公式に奏する前の練習。試楽。 2 賀茂神社・石清水(いわしみず)八幡宮の臨時の祭りに行う舞楽を、楽所で予行練習すること。
ちょう‐らく【長楽】
長く楽しむこと。楽しみが続くこと。
つくし‐がく【筑紫楽】
雅楽の一種で、室町時代に九州久留米の善導寺を中心に行われていたもの。箏曲(そうきょく)の筑紫流を生む母体となった。
つむくり【独楽】
こまの古名。〈色葉字類抄〉
て‐さるがく【手猿楽】
素人または他の芸能出身者の演じる能。また、その集団。室町後期に流行し、多くは職業化して大衆的な興行を行ったが、江戸時代に入って衰えた。
てんじく‐がく【天竺楽】
雅楽の曲目のうち、インド起源のもの。「迦陵頻(かりょうびん)」「安摩(あま)」など、従来は林邑楽(りんゆうがく)とされてきたもの。
てんたいのおんがく【天体の音楽】
《原題、(ドイツ)Sphärenklänge》ヨーゼフ=シュトラウスの管弦楽によるワルツ。1868年初演。1931年のドイツ映画「会議は踊る」の劇中音楽で用いられ、広く知られる。