が‐がく【雅楽】
1 古代の中国で、庶民的な俗楽に対し、貴族的な雅正な楽。宮廷の儀式、祭祀(さいし)などに用いられ、12世紀初めに朝鮮半島にも伝わった。 2 奈良・平安時代に完成し、宮廷・寺社などで行われた音楽。...
がく【楽】
1 楽器を用いた快い音曲。音楽。「妙(たえ)なる—の音(ね)」 2 特に、雅楽。 3 能の舞事(まいごと)の一。舞楽の感じを表す、ゆったりとした異国風の舞。唐人・仙人などが舞う。また、笛を主にし...
がく【楽〔樂〕】
[音]ガク(呉)(漢) ラク(呉)(漢) [訓]たのしい たのしむ [学習漢字]2年 〈ガク〉音を組み立てた調べ。音楽。「楽器・楽章・楽団・楽譜・楽屋/雅楽・器楽・声楽・奏楽・能楽・舞楽・邦楽...
き‐がく【器楽】
楽器だけで演奏する音楽。⇔声楽。
きしべ‐の‐がく【吉師部の楽】
⇒吉志舞(きしまい)
きしゅんらく【喜春楽】
雅楽の舞曲。唐楽。黄鐘(おうしき)調で古楽の中曲。四人舞。隋の煬帝(ようだい)、陳の粛公また大安寺の安操の作という。寿心楽。寿春楽。弄殿(ろうでん)喜春楽。きすんらく。
きど‐あいらく【喜怒哀楽】
喜びと怒り、悲しみと楽しみ。人間のさまざまな感情。「—が激しい」
き‐どうらく【着道楽】
着る物にぜいたくをして楽しむこと。また、その人。
きのめ‐でんがく【木の芽田楽】
サンショウの若芽をすり込んだ味噌を豆腐に塗って焼いた料理。おでん。《季 春》
きび‐がく【吉備楽】
雅楽を参考にして岡山県に起こった楽舞。明治5年(1872)岸本芳秀の創始したもの。歌謡と箏(そう)に笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・笛などを加えて演奏する。黒住・金光両教の式楽。