おお‐つづみ【大鼓】
能・長唄などの囃子(はやし)に用いる打楽器の一。大型で、左ひざの上に横たえて右手で打つ。おおかわ。大胴。→小鼓(こつづみ)
おおつづみ‐かた【大鼓方】
能楽の囃子方(はやしかた)の一。大鼓を受け持つ。葛野(かどの)・大倉・高安・石井・観世の各流派がある。
おお‐どろ【大どろ】
歌舞伎下座音楽で、大太鼓を長ばちで小刻みに打つ鳴り物。幽霊・妖怪・神仏などの出現する場面の幕切れや、つなぎに用いる。大どろどろ。⇔うすどろ。
おおひ‐やき【大樋焼】
加賀金沢の楽焼き。寛文年間(1661〜1673)に、金沢の大樋で、京都の陶工長左衛門が創始。
おお‐べや【大部屋】
1 大きな部屋。 2 劇場・映画撮影所の楽屋などにある、専用の控室を持てない俳優たちが雑居している部屋。また、その俳優。 3 病院で、大ぜいの患者が入院している広い部屋。 4 江戸時代、大名屋敷...
おお‐べら【大べら】
[形動][文][ナリ]人目を気にせずにするさま。大っぴら。「精神的娯楽なら、もっと—にやるがいい」〈漱石・坊っちゃん〉
おおみはふり‐の‐うた【大御葬の歌】
雅楽寮大歌で、天皇の葬送のときに演奏するもの。古事記の上代歌謡をもとにしており、現代でも大葬のときに演奏する。
おお‐らく【大楽】
本拠地だけでなく地方での公演も含め、その演目の公演の最終日。大千秋楽。
お‐かぐら【御神楽】
1 「神楽」を敬って、また丁寧にいう語。 2 平屋に、あとから継ぎ足した2階。通し柱がない。 3 灰かぐら。
おかめ‐ざさ【阿亀笹】
ササの一種。高さ1、2メートル。節から短い枝が5本出て、長楕円形の葉をつける。東京浅草の酉(とり)の市で、これにおかめの面をつるして売ったのでいう。植え込みや垣根に用いる。豊後(ぶんご)笹。五枚...