ぎ‐けい【欺計】
「偽計(ぎけい)」に同じ。「暴威に代るに—を以てし」〈福沢・文明論之概略〉
くに‐がら【国柄】
《古くは「くにから」とも》 1 国家の成り立ち。国の状態。「世界中の—と時代とに従て政統は一様なる可からず」〈福沢・文明論之概略〉 2 その国や地方に特有の持ち味。「お—が表れる」
けい‐か【経過】
[名](スル) 1 時間が過ぎること。「10年の歳月が—した」 2 ある時間内の物事の進行・変化のぐあい。成り行き。「手術後の—は良好」「試合の途中—」 3 ある場所・段階を通りすぎること。「即...
けい‐きょう【景況】
1 経済上の、景気の状態。「業界の—をみる」 2 時とともに移り変わってゆく、その場のありさま。「今、試に都下の—を見よ」〈福沢・文明論之概略〉
けい‐だん【軽暖】
[名・形動] 1 少しあたたかいこと。また、そのさま。微温。「—の空気の中には草木の香みちみちて」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 衣服が軽くてあたたかいこと。また、そのような上等な衣服。「衣は—を欲し...
けい‐ぶ【軽侮】
[名](スル)軽んじあなどること。人を見下してばかにすること。「—の念」「必ず相敵して互に—せざるを得ずと雖ども」〈福沢・文明論之概略〉
けん‐こ【眷顧】
[名](スル)特別に目をかけること。ひいき。「—をこうむる」「これを飾り、これを愛し、これを—し」〈福沢・文明論之概略〉
こう‐き【興起】
[名](スル) 1 勢いが盛んになること。また、盛んにすること。「民権を—し」〈福沢・文明論之概略〉 2 奮いたつこと。「人民をして観感—せしむることは」〈中村訳・西国立志編〉
こう‐てい【抗抵】
[名](スル)「抵抗(ていこう)」に同じ。「仮令(たと)い之に向て—せざるも」〈福沢・文明論之概略〉
こう‐はい【興敗】
興隆と衰退。興亡。「家の由来と其(その)—の趣とを探索せば」〈福沢・文明論之概略〉