し‐ぐ【至愚】
[名・形動]非常におろかなこと。また、そのさま。「—なる者も甚だ少なく至智なる者も甚だ稀なり」〈福沢・文明論之概略〉
し‐こう【私交】
[名](スル)個人的な交際。内々の付き合い。「一人と一人との—に於ては」〈福沢・文明論之概略〉
し‐ち【至知/至智】
[名・形動]この上なくすぐれた知恵。また、それのあるさまや、それをもつ人。「至愚なる者も甚だ少なく—なる者も甚だ稀なり」〈福沢・文明論之概略〉
し‐とく【私徳】
自分一身だけに関する徳目。節約・勉強など。「宗教は一身の—に関係するのみにて」〈福沢・文明論之概略〉
し‐ぶつ【死物】
1 生命のないもの。活動しないもの。「文明は—に非ず」〈福沢・文明論之概略〉 2 役に立たないもの。また、利用していないもの。「制度が—と化す」
しゅう‐ぎ【集議】
集まって評議すること。「徒党を禁ずるの法を設けて人の—を妨げ」〈福沢・文明論之概略〉
しゅう‐せつ【衆説】
多くの人々の意見。「国論と唱え—と称するものは」〈福沢・文明論之概略〉
しゅう‐りゅう【周流】
[名](スル) 1 水などがめぐり流れること。「覆樋(とい)を通じてニール河の水を引き、此室を—せしむ」〈青木輔清訳・万国奇談〉 2 めぐり歩くこと。周遊。「—横行の人民も其居を定め」〈福沢・文...
しゅく‐えい【宿衛】
[名](スル)宿直して護衛すること。また、その人。「百日交代にて鎌倉に—するの例も」〈福沢・文明論之概略〉
しゅ‐こう【首功】
1 戦場で敵の首をとった手柄。 2 第一の手柄。「事成るの日に之を—と為したるも」〈福沢・文明論之概略〉