こうぞう‐ざい【構造材】
建築物を構成する部材のうち、建物を支える骨組みとなるもの。木造建築では柱・梁・桁・土台などがこれにあたる。構造部材。⇔非構造材。
こうぞう‐しゅぎ【構造主義】
《(フランス)structuralisme》人間の社会的、文化的諸事象を可能ならしめている基底的な構造を研究しようとする立場。ソシュール以降の言語学理論を背景に、レビ=ストロースの人類学でこの方...
こうぞう‐しょく【構造色】
光の波長またはそれ以下の三次元的な微細構造によって生じる発色。シャボン玉、コンパクトディスクの記録面、タマムシやモルフォの翅(はね)などに見られる干渉色が知られる。イリデッセンス。
こうぞう‐せいぶつがく【構造生物学】
たんぱく質などの生体高分子の立体構造を調べることにより、その役割や機能を理解する生物学の一分野。X線回折・NMR・電子顕微鏡などで構造解析が行われる。
こうぞう‐せん【構造線】
地質構造上、2地区に区分できるような大規模な断層。中央構造線など。
こうぞうてき‐しつぎょう【構造的失業】
経済構造やその変化に起因する慢性的な失業。摩擦的失業と合わせてミスマッチ失業という。
こうぞうてき‐ぼうりょく【構造的暴力】
貧困・飢餓・差別・抑圧などの不公正な状況を生み出す社会構造によってもたらされる、行為主体が明確ではない暴力。ノルウェーの平和学者ヨハン=ガルトゥングが1970年代に提唱。間接的暴力。→積極的平和
こうぞう‐ふきょう【構造不況】
不況の原因が景気循環によるものではなく、産業構造・需要構造・経済環境などの構造変動にあるとされる不況。
こうぞう‐ぶざい【構造部材】
⇒構造材
こうたいいき‐じしんけい【広帯域地震計】
微弱な地震動を検知でき、測定可能な周波数の範囲が広い地震計。地球の深部構造の解析や震源メカニズムの研究などに利用される。