おほし‐さま【御星様】
星を敬い親しんでいう語。 [補説]「お星様に祈る」は尊敬語、「お星様がきらきらと光る」は美化語。
おまえ‐さま【御前様】
[代]二人称の人代名詞。近世、男女ともに目上の人に用いた敬称。きわめて高い敬意を表す。あなたさま。「—はどれさまにおあひなされます」〈浮・一代女・二〉
おまちどお‐さま【御待(ち)遠様】
[形動]人を待たせたときに、わびる気持ちで言う語。
おまむき‐さま【御真向き様】
多く浄土真宗で仏壇に飾る、阿弥陀如来の正面向きの画像。
おみ‐さま【御身様】
[代]二人称の人代名詞。「御身(おみ)」の敬称。あなたさま。おまえさま。「—も若い殿、我も若い女の身」〈浄・堀川波鼓〉
おもう‐さま【御父様】
《母屋(おもや)にいる人の意から》父を敬っていう語。宮中・宮家・公家、また、東西本願寺両家などの家庭で用いる。おもうさん。⇔御母様(おたあさま)。 [補説]「御孟様」「御申様」とも書く。
おもう‐さま【思う様】
[副]満足のゆくまで。思う存分。「—酒を飲む」
[名]心に思っていること。考え。「あやしう思ひやりなきやうなれど、—ことなる事にてなむ」〈源・澪標〉
[形動ナリ] 1 申し分のないさま。「...
おもう‐よう【思ふ様】
[名]「おもうさま(思う様)
」に同じ。「この人をかうまで思ひやり言とふは、なほ—の侍るぞ」〈源・澪標〉
[形動ナリ]「おもうさま(思う様)
」に同じ。「大将いと—なる心地し給ふ」〈宇津保・...
おも‐よう【面様】
1 顔色。表情。「旦那の—いかにと覗(うかが)いしが」〈一葉・われから〉 2 顔だち。「額髪長やかに、—よき人の」〈枕・二九四〉
おや‐ざま【親様】
親同様に頼みにする人。親代わりの人。「かの六条院にこそ、—に譲りきこえさせ給はめ」〈源・若菜上〉