あおのけ‐ざま【仰のけ様】
上に向いた状態。あおむけざま。「—にひっくり返る」
あし‐ざま【悪し様】
[形動][文][ナリ]相手を実際よりも悪く、また、いかにも悪いものとして扱うさま。「人を—に言う」
あつ‐よう【厚様/厚葉】
厚手の鳥の子紙・雁皮紙(がんぴし)。また、一般に厚手の和紙。⇔薄様(うすよう)。
あなた‐ざま【彼方様】
「彼方方(あなたがた)」に同じ。「—の御仲らひには(加ワレズニ)さし放たれ給ひにければ」〈源・橋姫〉
あね‐さま【姉様】
1 姉を敬っていう語。 2 若い女性を親しんでいう語。 3 「姉様人形」の略。
あの‐よう【彼の様】
[形動][文][ナリ]ああいうふう。あのとおり。あんな。「—な事件は珍しい」
あま‐もよう【雨模様】
「あめもよう」に同じ。
あめ‐もよう【雨模様】
1 雨の降りそうな空の様子。あまもよう。「—の雲」 2 雨が降っているらしい様子。あまもよう。「山間部は—らしい」 [補説]1が本来の意味。2は新しい意味で、近年はさらに「現に雨が降っている」意...
あらぬ‐さま【有らぬ様】
[連語] 1 事実や普通と違っているようす。「いたう—に書きかへ給ひて」〈源・夕顔〉 2 望ましくないようす。「甲冑をよろひ、弓箭を帯し、—なるよそほひにまかりなって候へば」〈平家・七〉
あり‐さま【有(り)様】
1 物事の状態。ありよう。「世の中の—」「事故の—」「こんな—では完成しない」 2 身分。境遇。「数ならぬ—なめれば、必ず人笑へに憂きこと出で来むものぞ」〈源・宿木〉 →様子(ようす)[用法]