もしき‐ち【模式地】
ある固有の名称でよばれる地層が分布する代表的な地点。国際地質科学連合(IUGS)が地質学上の世界的な基準地として認めた場合は、国際標準模式地とよばれる。
もしき‐ひょうほん【模式標本】
ある生物を新種として記載する際、その根拠となった標本または一連の標本群。基準標本。タイプ。タイプ標本。→ホロタイプ →パラタイプ →シンタイプ →アロタイプ →アイソタイプ →レクトタイプ
も‐しゃ【模写/摸写】
[名](スル)似せて写すこと。実物どおりに写しとること。また、そのもの。「壁画を—する」「声帯—」
もしゃ‐せつ【模写説】
哲学で、認識は外界にある実在を忠実に模写したものであるとする説。→反映論 →素朴実在論
もじゅ‐せき【模樹石】
⇒忍ぶ石
も・す【模す/摸す/摹す】
[動サ五]「も(模)する」(サ変)の五段化。「ギリシャ彫刻を—・す」 [動サ変]「もする」の文語形。
も・する【模する/摸する/摹する】
[動サ変][文]も・す[サ変]ある形に似せて作る。まねる。また、ひきうつして書く。「京都を—・した町並み」「器上に—・するところの図画を」〈中村訳・西国立志編〉
も‐ぞう【模造/摸造】
[名](スル)本物に似せてつくること。また、そのもの。「撮影用に—した建物」「—品」
もぞう‐し【模造紙】
化学パルプで抄造(しょうぞう)した上質の紙。表面は滑らかで光沢があり、印刷・筆記用紙や包装紙とする。元来は、明治初年に印刷局特製のミツマタを用いた局紙を欧州で亜硫酸パルプを用いて模造したもの。
もぞう‐しんじゅ【模造真珠】
真珠を模して作ったもの。プラスチック製・ガラス製などがある。フェイクパール。