おう‐りゅう【横流】
[名](スル)あふれ流れること。勝手な方向に流れ出ること。「液体は、いたずらに女の顔を…うす黒く—するだけで」〈芥川・偸盗〉
おう‐りょう【横領】
[名](スル)他人または公共の物を不法に自分の物とすること。「公金を—する」
おうりょう‐ざい【横領罪】
他人から預かっている物などを、勝手に自分の物としたり売却・処分したりする罪。自分の物であっても、税務署などに差し押さえられつつ、当面の保管・使用を認められた物を処分した場合はこの罪にあたる。刑法...
おう‐れつ【横列】
横に並ぶこと。また、その列。「—に並び変わる」⇔縦列。
よう‐じょう【横笛】
《歴史的仮名遣いは「やうでう」とも。「横笛(おうてき)」が「王敵」に音が通じるとして読み替えたもの》「よこぶえ」に同じ。「腰より—抜き出だし、ちっと鳴らいて」〈平家・六〉
よかわ【横川/横河】
比叡山延暦寺の三塔の一。根本中堂の北方の横川谷の峰にある諸堂塔の総称。
よかわほうご【横川法語】
平安時代の法語集。源信著。全491字。妄念をいとわず念仏することを勧め、凡夫の往生を強調したもの。念仏法語。
よくす【横臼】
《「よこうす」の音変化》低く横に平たい臼(うす)。「白檮(かし)の生(ふ)に—を作り」〈記・中・歌謡〉
よこ【横】
1 水平の方向。また、その長さ。「首を—に振る」「瓶を—にする」「手を—に伸ばす」⇔縦。 2 左右の方向。また、その長さ。「—に並ぶ」「便箋を—にして手紙を書く」⇔縦。 3 立体や平面の短い方向...
よこ‐あい【横合(い)】
1 横の方。よこて。「—から足を出して転ばせる」 2 直接関係のない立場。局外。「—から口を挟む」