じりつ‐しんけい【自律神経】
脊椎動物の末梢神経の一。意志とは無関係に作用する神経で、消化器・血管系・内分泌腺・生殖器などの不随意器官の機能を促進または抑制し調節する。交感神経と副交感神経とからなる。植物性神経。自律神経系。
じりつしんけいしっちょう‐しょう【自律神経失調症】
自律神経の均衡が乱れて、種々の症状を示す病気。頭痛・めまい・微熱・疲労感・不眠・息切れ・胸苦しさ・食欲不振・冷え・発汗異常・便秘・下痢(げり)・嘔吐(おうと)・性機能障害など症状はさまざま。
じりつしんけい‐しょうじょう【自律神経症状】
自律神経の機能の変化に伴って生じるさまざまな症状。起立時の立ちくらみ・失神・異常な発汗・動悸(どうき)・手足のふるえ・排尿障害・頭痛・不眠など。
じんこうか‐しょう【腎硬化症】
高血圧の影響で腎臓に動脈硬化が起こって小さく硬くなり、腎機能が衰える病気。
じんこう‐かんせつ【人工関節】
機能が著しく低下した関節を再建するために用いられる医療用器具。また、その処置のこと。人工関節の素材にはポリエチレン・セラミック・合金などが用いられる。
じんこうかんせつ‐ちかんじゅつ【人工関節置換術】
機能が著しく低下した関節を人工関節に置き換える手術。人工関節手術。
じんこう‐けつえき【人工血液】
血液と同じ働きをもつ人工的な物質。赤血球の機能をもつものは研究中であるが、血漿(けっしょう)については開発され、代用血漿をさしていうことがある。
じんこう‐しんぞう【人工心臓】
心臓の機能を代行する装置。患者の心臓を摘出してから挿入する完全人工心臓と、残したまま装着する補助人工心臓とがある。
じんこう‐しんぱい【人工心肺】
心臓手術の際などに、一時的に心臓と肺の機能を代行する装置。静脈血をポンプで体外に導き、これに酸素を与えて二酸化炭素を除いたのち、再び動脈に送り込む。人工肺。
じんこう‐ぞうき【人工臓器】
人工材料を用いた、生体の臓器の機能を代行させる装置。人工心肺・人工腎臓など。