こ‐てまわし【小手回し】
前もって準備しておくこと。また、その手回しがいいこと。とっさの機転がきくこと。「—よく処理する」
こ‐とりまわし【小取り回し】
[名・形動ナリ]《「こどりまわし」とも》動作がてきぱきしていること。機転のきくこと。また、そのさま。「下女—にはたらきければ」〈浮・織留・六〉
さい‐かく【才覚】
[名](スル) 1 すばやく頭を働かせて物事に対応する能力。知恵の働き。機転。「—のある人」 2 工夫(くふう)すること。また、すばやく頭を働かせて物事を処理すること。「客の好みに合わせて料理...
さい‐はじけ【才弾け】
小利口でなまいきであること。また、利口で機転のきくこと。「—にもあらず全(まる)きりの愚鈍にもあらざる様子」〈露伴・いさなとり〉
さいはじけ‐もの【才弾け者】
機転がよくきく者。
さい‐はじ・ける【才弾ける】
[動カ下一]小利口で生意気である。また、利口で機転がよくきく。「幼いときから—・けていた子」
さ‐そく【早速】
[名・形動]機敏であること。機転が利くこと。また、そのさま。「会心の機を—に捕えた非凡の技」〈漱石・虞美人草〉
ジャンニ‐スキッキ【Gianni Schicchi】
プッチーニのイタリア語によるオペラ。全1幕。1918年初演。中世のフィレンツェを舞台に、知恵者で知られる主人公スキッキが、機転をきかせて大富豪の遺産を譲り受けるまでの顛末を描いた喜劇。主人公の娘...
そく‐ざ【即座】
すぐその場。「即座に」の形で副詞的にも用いる。「—の機転」「—に応答する」
タクト【tact】
1 機転。如才なさ。「もうそこには葉子は—を用いる余裕さえ持っていなかった」〈有島・或る女〉 2 言語学で、マンド以外の発話。周囲の物や出来事を描写したり、感想を述べたりする発話。報告言語。→マンド