かき‐もち【欠(き)餅】
1 餅を薄く切って干したもの。焼いたり油で揚げたりして食べる。 2 正月の鏡餅を、刃物で切るのを忌み、手や槌(つち)で欠いて割ったもの。《季 冬》
かき‐わり【欠(き)割(り)】
「身欠き鰊(にしん)」に同じ。
か・く【欠く/闕く】
[動カ五(四)] 1 かたい物の一部分を壊す。損ずる。「茶碗のふちを—・く」「氷を—・く」 2 なくては困るもの、また必要とするものが備わっていない。あるべきものを持たない。「精彩を—・く表情...
かけ【欠け/缺け/闕け】
1 完全なものの一部分がなくなること。「月の満ち—」 2 かけて、取れた部分。かけら。「瓦(かわら)の—」
かけ‐う・ぐ【欠け穿ぐ】
[動ガ下二]欠けて、穴があく。「頸もちぎるばかり引きたるに、耳、鼻—・げながら抜けにけり」〈徒然・五三〉
かけ‐おち【駆(け)落ち/駈け落ち/欠(け)落ち】
[名](スル) 1 結婚を許されない相愛の男女がひそかによその土地に逃れること。「親に結婚を反対されて—する」 2 ひそかに逃げること。逐電。出奔。「あとに残った人は自分の—の為に助かるに違いな...
かけ‐じ【欠(け)字】
1 文章・語句中で、文字、また、その一部が欠けていること。また、その文字。欠字(けつじ)。 2 「欠画(けっかく)」に同じ。
かけ‐どくり【欠(け)徳利】
1 口の欠けている徳利。 2 口の悪い人。また、おしゃべり。「—。…口のかけし徳利は出やすきゆゑ、よくしゃべるをいふ」〈洒・箱枕〉
かけ‐め【欠(け)目】
1 欠けていて不完全な部分。 2 不足した目方、また、分量。 3 囲碁で、目のように見えながら、実際には目にならない所。⇔本目。
かけ‐ら【欠けら/欠片】
1 物の欠けた一片。断片。「せんべいの—」 2 (下に打消しの語を伴う)ごくわずかなもののたとえ。「良心の—もない」