さん‐ごく【三国】
三つの国。 古く、日本・中国・インド、または日本・中国・朝鮮のこと。全世界の意にも用いる。「夫(そ)れ末代の俗に至っては、—の仏法も次第に衰微せり」〈平家・二〉 富士山が裾野をひく三つ...
し‐あわせ【幸せ/仕合(わ)せ/倖せ】
[名・形動]《動詞「しあ(為合)わす」の連用形から》 1 運がよいこと。また、そのさま。幸福。幸運。「思わぬ—が舞い込む」 2 その人にとって望ましいこと。不満がないこと。また、そのさま。幸福。...
しき‐じ【式次】
儀式を進める順序。式次第。
し‐ぎ【仕儀】
物事の成り行き。事の次第。特に、思わしくない結果・事態。「このような—に立ち至り面目次第もございません」
しだい‐し【次第司】
平安時代、祭りや行幸などの次第を差配し、道の往来や行列のことなどをつかさどった役。
しだい‐ちょうじゃ【次第長者】
次第次第に金持ちになった人。次第分限(ぶんげん)。「西国に並びなき—となりて」〈浮・永代蔵・三〉
しだい‐ぶんげん【次第分限】
「次第長者」に同じ。「おのづから商ひをして—になりぬ」〈浮・桜陰比事・四〉
し‐に・す【仕似す/為似す】
[動サ下二] 1 似せて物事をする。まねる。「かやうの万物の品々をよく—・せたらんは」〈花伝・六〉 2 先祖代々の家業を受け継ぐ。「譲り状にて家督請け取り、—・せおかれし商売」〈浮・永代蔵・四〉...
しばい‐がかり【芝居掛(か)り】
[名・形動]芝居がかっていること。いかにも作り事めいていて、わざとらしいこと。また、そのさま。「—な式次第」
し・みる【染みる/沁みる/浸みる/滲みる】
[動マ上一][文]し・む[マ上二] 1 液体や気体が他の物に移りついて、次第に深く広がる。また、にじんで汚れる。しむ。「味が—・みる」「匂いが—・みる」「汗の—・みた下着」 2 液体や気体などの...