どん‐り【貪利】
欲深く利益を求めること。たんり。「—の商人が巨額の見越輸入をして」〈魯庵・社会百面相〉
はなさか‐じじい【花咲爺】
昔話の一。室町末期から江戸初期にかけての成立。正直者の爺(じい)が、飼い犬に教えられて、宝物を掘り出したり枯れ木に花を咲かせたりして、殿様から褒美をもらうという筋に、隣の欲深な爺の物まね失敗談が...
欲(よく)の皮(かわ)が張(は)・る
ひどく欲深くなる。欲の皮が突っ張る。「—・った人」
よく‐ば・る【欲張る】
[動ラ五(四)]なんでもかんでもほしがる。欲深く振る舞う。「—・って食いすぎる」「—・ってあちこち見物する」
よく‐ぶとり【欲太り】
欲心を太らせること。また、欲深らしく憎々しいようすに太っていること。
ろう‐こ【狼虎】
オオカミとトラ。残忍なもの、欲深いもののたとえ。
ろう‐れい【狼戻】
1 欲深く道理にもとること。「常に—の心を懐(いだ)きて」〈将門記〉 2 乱れていること。散らかっていること。狼藉(ろうぜき)。「公家は日を逐って—せしかば」〈太平記・二四〉