よく‐ぶとり【欲太り】
欲心を太らせること。また、欲深らしく憎々しいようすに太っていること。
よく‐ぼう【欲望】
不足を感じてこれを満たそうと強く望むこと。また、その心。「—にかられる」
よくぼうがくきょうじゅ【欲望学教授】
《The Professor of Desire》米国の作家、フィリップ=ロスの小説。1977年刊行。1972年刊行の「乳房になった男」の続編にあたる。
よくぼうというなのでんしゃ【欲望という名の電車】
《原題A Streetcar Named Desire》テネシー=ウィリアムズの戯曲。3幕。1947年初演。過去の夢を忘れられない米国南部の没落農園の娘ブランチの精神的破滅を描いたもの。
よくぼうのむなしさ【欲望のむなしさ】
《原題The Vanity of Human Wishes》サミュエル=ジョンソンによる長詩。1749年発表。
よく‐ぼ・る【欲ぼる】
[動ラ四]「よくばる」に同じ。「壱文に千貫の入替よきをくわっとなげ給へと、—・りける」〈浮・織留・四〉
よく‐め【欲目】
自分の希望などから実際以上に評価すること。自分の都合のよいように判断すること。また、そのような見方。ひいきめ。「—に見ても勝ち目はない」「親の—」
欲(よく)も得(とく)も無(な)・い
欲心や利得を全く考えない。また、欲も得も考える余裕がない。「疲れ果てて—・く眠りに落ちる」
欲(よく)を言(い)えば
今の状態でも不足はないが、なおいっそうのことを望むならば。「—デザインにもうひと工夫ほしい」
欲(よく)をか・く
一定の成果があるのにさらに欲を出す。欲張る。「—・いたあまりすべてを失う」