しちご‐ちょう【七五調】
1 和歌・歌謡・詩などで、7音句・5音句の順に繰り返す形式。また、それによって生じる韻律。 2 短歌で、五・七・五・七・七の第2句・第3句が緊密に続き、第3句で多く切れるもの。古今集以後発達した...
しつ‐うた【志都歌】
上代歌謡の一。調子を下げてうたう歌。一説に、静かな歌、庶民的な歌の意とも。「歌ひたまひし六歌は—の歌ひ返しなり」〈記・下〉
しなだゆう【階だゆふ】
[枕]「ささなみぢ」にかかる。語義未詳。「鳰鳥(みほどり)の潜(かづ)き息づき—楽浪道(ささなみぢ)をすくすくと我がいませばや」〈記・中・歌謡〉
しのだ‐づま【信太妻】
浄瑠璃・歌舞伎・歌謡などの一系統で、信太の森の白狐(しろぎつね)が葛の葉姫に化けて安部保名(あべのやすな)と契り一子をもうけたが、正体を知られて古巣に帰ったという伝説を主題としたもの。浄瑠璃「蘆...
し‐はに【底土】
《「下(し)土(はに)」の意》地の底にある土。そこつち。→初土(はつに)「—は丹に黒きゆゑ」〈記・中・歌謡〉
しめ‐ころも【染め衣】
色を染めた衣。「—をまつぶさに取り装ひ」〈記・上・歌謡〉
しも‐つ‐え【下つ枝】
下の枝。したえだ。しずえ。「中つ枝(え)の枝の末葉(うらば)は—に落ち触(ふ)らばへ」〈記・下・歌謡〉
シャンソン【(フランス)chanson】
1 中世吟遊詩人の歌謡以来の、フランス世俗歌曲の総称。 2 フランスのポピュラーソング。人生の哀歓などを歌ったものが多く、歌手の個性的な表現が特色。
しょうねんのまほうのつのぶえ【少年の魔法の角笛】
《原題、(ドイツ)Des Knaben Wunderhorn》ブレンターノ
とアルニムの共同編纂(へんさん)によるドイツの歌謡集。全3巻で、1806年から1808年にかけて刊行。約600編の歌...
しょう‐よく【声欲】
仏語。五欲の一。音楽や歌謡など、耳にこころよい音や声を聞きたがる欲望。