が‐か【雅歌】
《「雅」は正しい意》みやびやかな歌。格式の高い歌。 《(ラテン)Canticum canticorum》旧約聖書の中の一書。神とイスラエル民族、キリストと教会との間の愛の関係を歌ったものとも...
がくもん‐れんが【学問連歌】
中国や日本の故事・古語を多く用いて詠んだ連歌。知識をひけらかす連歌をあざけっていう。
が‐の‐うた【賀の歌】
祝いの気持ちを表した歌。古今和歌集をはじめ、勅撰集部立ての一つとして、これらの歌を納めるが、特に長寿を祈る歌が多い。
きね‐うた【杵歌】
穀物などを杵でつくときにうたう歌。
きやり‐うた【木遣り歌/木遣り唄】
民謡の一。大木や岩を大ぜいで運ぶときにうたう仕事歌。地固め、棟(むね)上げ、祭りの山車(だし)を引くときなどにも歌われる。木遣り節。木遣り音頭。
きょう‐うた【京唄/京歌】
⇒上方唄(かみがたうた)
きょう‐か【嬌歌】
なまめかしい歌。
きょう‐か【狂歌】
日常卑近の事を題材に、俗語を用い、しゃれや風刺をきかせた、こっけいな短歌。万葉集の戯笑歌(ぎしょうか)、古今集の俳諧歌(はいかいか)の系統で、江戸中期以後、特に流行。ざれごとうた。
きん‐か【琴歌】
1 琴に合わせてうたう歌。また、琴の音と歌声。 2 和琴(わごん)の伴奏で、神楽のときなどにうたった上代の歌謡。→琴歌譜
きんだいしゅうか【近代秀歌】
鎌倉前期の歌論集。1巻。藤原定家著。承元3年(1209)成立。和歌の歴史を述べ、古い言葉を用いつつ新しい感覚を表すことを説き、秀歌の例を引く。