いきどおろし・い【憤ろしい】
[形][文]いきどほろ・し[シク]《動詞「いきどおる」の形容詞化》 1 憤りを覚えるさま。腹立たしい。「この何者かの非常に横柄な口調は、其奴が闇で覆面して居るからだと思うと、彼は非常に—・かった...
いき‐にょらい【生き如来】
1 「生き仏1」に同じ。「ああ正真(しゃうじん)の—、これがまことの善の綱」〈浄・薩摩歌〉 2 「生き仏2」に同じ。
いき‐の‐お【息の緒】
1 いのち。たまのお。魂。ふつう「息の緒に」の形で、命のかぎりの意に用いる。「—に思へば苦し玉の緒の絶えて乱れな知らば知るとも」〈万・二七八八〉 2 息。「—の苦しき時は鉦鼓こそ南無阿弥陀仏の声...
いき‐の‐まつばら【生の松原】
福岡市西区姪浜の海岸。白砂青松の景勝地。元寇防塁跡がある。神功皇后が新羅遠征の折に松を植えたという。和歌などでは「行き」「生き」にかけて用いる。[歌枕]「都へと—いきかへり君が千年(ちとせ)にあ...
い‐きゃく【違格/違却】
1 律令制で、格(きゃく)に反すること。〈書言字考節用集〉 2 道理からはずれること。不都合なこと。「いらぬ化粧わざ、何とも—千万と」〈浄・薩摩歌〉 3 思惑がはずれて困ること。困惑。「嚢中十銭...
い‐きょく【夷曲】
《古く「ひなぶり」に当てた「夷曲」を音読みにした語》 1 記紀にみられる上代の歌謡の一種。ひなぶり。 2 狂歌。ひなぶり。
いくた‐がわ【生田川】
神戸市を流れる川。摩耶(まや)山に源を発し、布引滝(ぬのびきのたき)となって神戸港に注ぐ。菟原処女(うないおとめ)が身を投げた妻争いの伝説で知られる。万葉集・一八〇九に詠まれ、大和物語にもみえる...
いくの【生野】
兵庫県朝来(あさご)市の地名。銀山があった。もと但馬(たじま)街道の宿場町。 京都府福知山市の地名。[歌枕]「大江山こえて—のすゑ遠み道ある代にもあひにけるかな」〈新古今・賀〉 大阪市東部...
いくるひに【生くる日に】
前田夕暮の歌集。大正3年(1914)刊。
いぐち‐しんじろう【井口新次郎】
[1904〜1985]野球選手・新聞記者。和歌山の生まれ。和歌山中、早大野球部で活躍後、昭和4年(1929)大阪毎日新聞社に入社。アマチュア野球の評論を行う。のち選抜高校野球大会の選考委員、全日...