ろっぴゃくばんうたあわせ【六百番歌合】
鎌倉初期の歌合わせ。建久4年(1193)藤原良経邸で催された。判者は藤原俊成。作者は藤原定家・顕昭(けんしょう)・慈円・寂蓮ら12人。各人100題100首で、計1200首600番。
ろっぴゃくばんちんじょう【六百番陳状】
鎌倉初期の歌論書。1巻。顕昭(けんしょう)著。六百番歌合における藤原俊成の判詞に異見を述べたもの。御子左(みこひだり)家(俊成)と六条家(顕昭)との対立を背景として、歌論史上、重要な資料。顕昭陳状。
ろっ‐ぽう【六方】
1 東西南北と上下との六つの方向。 2 六つの平面で囲まれた立体。六面体。 3 (「六法」とも書く)歌舞伎の特殊演技の一。先行芸能・祭礼行事などの歩き方を様式的に誇張・美化したもの。主に荒事の引...
ロバンとマリオンのげき【ロバンとマリオンの劇】
《原題、(フランス)Jeu de Robin et de Marion》アダンドラアルによる牧歌劇。1285年ごろの作。
ロマンス【romance】
1 空想的、冒険的、伝奇的な要素の強い物語。特に中世ヨーロッパの、恋愛・武勇などを扱った物語をいう。ロマン。 2 恋物語。恋愛小説。 3 叙情的な内容の歌曲あるいは小規模な器楽曲。 4 男女の恋...
ロング‐トーン【long tone】
金管楽器や歌唱のトレーニング方法の一。一定の高さの音や声を、できるだけ長くのばして発すること。
ロンセスバーリェス【Roncesvalles】
スペイン北東部、ナバラ州の村。バスク語名オレアガ。ピレネー山脈山中の標高900メートルに位置する。778年、フランク王国カール1世がバスク人との戦いで大敗した地として知られ、「ロランの歌」に登場...
ロンドー【(フランス)rondeau】
1 フランスの詩の形式の一。13世紀から15世紀に流行。循環句法。 2 フランスの歌曲の形式の一。中世からルネサンス時代に流行し、歌詞・メロディーに同一のものが規則的に繰り返されるもの。
ローディー【roadie】
ロック歌手などの地方巡業に随行して、公演の準備・進行に携わる者。
ローラント‐ぞう【ローラント像】
《Rolandstatue》ドイツ北西部の都市ブレーメンにある立像。旧市街マルクト広場の中央に位置する。中世フランスの武勲詩「ロランの歌」に登場する英雄ロラン(ドイツ語名ローラント)の像であり、...