たん【嘆/歎】
1 なげくこと。ため息をつくこと。「髀肉(ひにく)の—」「慨世(がいせい)の—」 2 心を強く動かされること。感心すること。
たん【歎】
[人名用漢字] [音]タン(呉)(漢) [訓]なげく 1 なげく。ため息をつく。「歎息/慨歎・長歎」 2 感心してほめる。「一読三歎」 [補説]「嘆」と通用する。
たん‐がん【嘆願/歎願】
[名](スル)事情を詳しく述べて熱心に頼むこと。懇願。「釈放を—する」
たん‐さ【嘆嗟/歎嗟】
なげくこと。嗟嘆。
たん‐しょう【嘆傷/歎傷】
なげき、いたむこと。なげき悲しむこと。
たん‐しょう【嘆称/歎称/嘆賞/歎賞】
[名](スル)すぐれたものとして感じ入ること。つくづく感心して褒めたたえること。称嘆。賞嘆。「作品の見事な出来栄えに—する」
たん‐じ【嘆辞/歎辞】
1 感嘆の言葉。 2 感動詞のこと。
たん・じる【嘆じる/歎じる】
[動ザ上一]「たんずる」(サ変)の上一段化。「文化の頽廃を—・じる」
たん・ずる【嘆ずる/歎ずる】
[動サ変][文]たん・ず[サ変] 1 なげかわしく思う。また、なげき、いきどおる。慨嘆する。「運命の皮肉を—・ずる」 2 感心する。感嘆する。「旋律の美しさに—・ずる」
たん‐せい【嘆声/歎声】
なげいたり感心したりしたときに発する声。ため息。「思わず—をもらす」