じょう‐にち【定日】
「じょうじつ(定日)」に同じ。「これより、いよいよ正月二十日を太夫出世の—とす」〈色道大鏡・三〉
じょうば‐はじめ【乗馬初め】
将軍や男子が初めて馬に乗る儀式。また、中世、将軍が、多くは正月2日に、その年初めて馬に乗る儀式。
じろう‐の‐ついたち【次郎の朔日】
《元日から起算して二度目の朔日の意》(東日本で)2月1日の称。一日(ひとひ)正月。初朔日(はつついたち)。《季 春》→太郎の朔日
じん‐じつ【人日】
五節句の一。陰暦正月7日の称。七草粥(ななくさがゆ)を食べる風習がある。《季 新年》
すすとり‐ぜっく【煤取り節供】
12月13日に、正月の準備として煤払いをする行事。煤掃き節供。
すす‐はらい【煤払い】
屋内のすす・ほこりを払い清めて、大掃除をすること。多く、正月を迎える準備として歳末(昔は12月13日)に行う。煤掃(すすは)き。《季 冬》「—終へ祖父の部屋母の部屋/立子」
すはま‐だい【州浜台】
州浜形にかたどって作った台。木石・花鳥などの景物をあしらい、宴会などの飾り物としたり、婚礼・正月などの料理を盛るのに用いた。
すみつけ‐しょうがつ【墨付け正月】
山陰・北陸地方などで、小正月に若い男女が墨や鍋墨を互いに異性のほおに塗りつける行事。墨塗り。《季 新年》
すみ‐ぬり【墨塗(り)】
1 墨を塗ること。 2 「墨付け正月」に同じ。《季 新年》
せい‐さく【正朔】
1 《「正」は年の初め、「朔」は月の初めの意》正月朔日。1月1日。元日。 2 暦のこと。 3 《古代中国で、天子が代わると暦を改めたところから》天子の統治。