たからぶね‐うり【宝船売り】
縁起物の宝船の絵を売り歩く人。正月に「おたから、おたから」と呼び売りした。
たたき‐な【叩き菜】
七草がゆに用いる菜。正月6日の晩あるいは7日の朝にまな板にのせてたたく行事がある。
たつみ‐しょうがつ【辰巳正月】
⇒巳正月
た‐づくり【田作り】
《「たつくり」とも》 1 田を耕すこと。また、その人。 2 ごまめ。昔、田の肥料にしたことからの名という。正月の祝い肴(ざかな)にする。《季 新年》「—や庵の肴(さかな)も海のもの/子規」
たな‐まいり【棚参り】
盆・正月に、分家の者が本家の仏壇を拝みに行くこと。先祖参り。
たまとり‐まつり【玉取祭】
福岡市箱崎町の筥崎(はこざき)宮の正月3日の祭り。木製の玉を裸になった大勢の若者が奪い合って豊年を占う行事。同様の行事が各地にある。玉せせり。
たま‐ばはき【玉箒】
《「たまははき」とも》 1 玉の飾りをつけたほうき。正月の初子(はつね)の日に蚕室を掃くのに用いた。「初春の初子(ね)の今日の—手に取るからに揺らく玉の緒」〈万・四四九三〉 2 ほうきを作る草の...
誰(たれ)か烏(からす)の雌雄(しゆう)を知(し)らんや
《「詩経」小雅・正月から》烏の雌雄の区別を誰がつけられようか。人の心や物事の善悪・優劣の判定が難しいことのたとえ。
たろう‐の‐ついたち【太郎の朔日】
(中国・四国・九州などで)2月1日をいう語。1月15日の小正月から起算して、初めての朔日であるところからいう。ひとひ正月。初ついたち。《季 春》
たわら‐むかえ【俵迎え】
奈良周辺で、正月三が日に吉野の人が大黒天など福の神の像を印刷した札を売り歩くのを買って祝った風習。